シカゴブルース

MUDDY & THE WOLF

MUDDY & THE WOLF

ブルースといえばシカゴ。シカゴブルースと言えばMUDDY WATERS(マディーウォーターズ)そしてHOWLIN'WOLF。この二人の巨匠を楽しめるアルバムが

これ『Muddy & The Wolf』

A面はマディ。そしてメンバーはピアノのオーティススパン、突込み気味に弾くベースのダックダン(MG’s)。マディのグイングインいわせるスライドギター、けだるい歌い方..最高。
B面はウルフ、狼のごとく吠えるハープとギター。そしてメンバーに若きクラプトン、装飾音の多いフレーズをミスタッチなく無く弾くところがギター小僧っぽい。でも、曲後半のギターソロになるとフェードアウト編集されているところがシカゴブルース界では子供扱いされている証拠っすね。ドラムにチャーリーワッツ(ストーンズ)を迎えた。ストーンズでのインタビューで「ドラムはあまり叩きたくないんだ」「大事な靴が傷むだろ」だって..。プレイよりも靴を気にするところが気に入ってます。

豪華盤。いや、ミーハー盤だな。

企画的に面白いアルバムだが、南部の土臭いブルースが好きな方にはちょっと物足りなさもある。

脂の乗った大トロを食え

チェンジ・マイ・ウエイ

チェンジ・マイ・ウエイ

このアルバムはウルフの1958年から1966年までのシングルレコードを集めたアルバム。
ウルフは1910年生まれなので48歳から56歳までの作品となる。日本で言えば定年前の禿げたオヤジ年代だが、声やプレイを聞けば信じられないほど若く元気だ。

これが本物のブルース。心に響く本物のブルースだ。