プリンプリン物語

プリンプリン物語〈1〉新たな旅立ちハッピーアドベンチャー
「ワイフにケーキを....」と思い、近所のケーキ屋に出かけた。ショーケースに並ぶショートケーキ。まず、ベリー系が好きなので「ブルーベリーのタルト」そしてちょっと変り種で「紫色のモンブラン」。
んーそれと........『おぉぉぉ!!これは美味そうだな!』と、目に飛び込んできたのはクリスマス風のデザインで作られた陶器のウツワ、その中にプリン、その上に数種類のカットフルーツ。「プリンアラモード」と言いたいところだが、そのネーミングは.....

[楽しいプデェィング。]

ぷでぇぃんぐ....ぷ.で.ぇ.ぃ.ん.ぐ...心の中で復唱してみるが...

『いえねぇ〜』

ハズ〜。プリンならともかく、プデェィング...しかも「楽しい」まで言わせるのか。ポップティーン 2004年度カレンダー『コンビニで「ポップティーン」を買う中年のエロ親父(;´Д`)ハァハァ』くらい恥ずかしい。
さぁどうしよう...
とりあえず「このプリンください」って俺が言えば、コスプレ状態の店員は「あ、このおっさんプデェィングって言うのがはずかしーんだぁ..ウフ」って、こ馬鹿にするに違いない。しかしちょっとテンパリ気味の俺が「楽しいプデェィング」なんて言った日にゃ、絶対カミカミだ。しかも鼻の穴が膨らんでるに違いない.....そしてこのコスプレ小娘のネタにされてしまう....。等と被害妄想してたら・・・(゜_゜i)タラー・・・

完璧買えねぇ

ふぅ。あきらめて隣のケーキでも.....ん!?『森の妖精たちのホニャララ』
あぁぁぁ!!!!

って、ここまで数秒間の出来事なのだが、何事も無かったように「チョコレートムース」を買って帰った。